湘南イラストレーション倶楽部 相浦裕 【ただいま生徒募集中!】

相浦 裕 → 日本人。 長崎県出身。
誕生月日 → 11月23日勤労感謝の日
身長181僉 体重75繊
人間→ O型。温厚。のんびり屋。
好きなもの→ 絵。たまさちゃん。サイクリング。電車に乗ってお酒と美味しい弁当を食べること。ウォールトディズニーの世界。 お好み焼き。寿司。すき焼き。

 たまさ(ちゃん)。
 生年月日: 2010年10月10日。
  Breed: Scottish Fold (三毛猫)。
Eye Color:  Gold。
  性質:  気まま。自分勝手。
  長所:  とてもかわいい。
●「母」     相浦 裕です。
 

 

自分の人生の中で もっとも深刻で愕然とする電話が長崎の父からあった。

それは正月気分も過ぎた1月末だった。 

いつも強気でプライドの高い父親からの電話だったが いつになくおとなしい声だった。

「何か変だな。」とすぐに気が付いた。

 

電話は「サダ子(母)が風邪のごたるようじゃったけん近所の病院で診察ば受けたと。

先生は精密検査ば受けるように勧められたけん、紹介状ば書いてもろうて       すぐ市民病院で検査ばしたっちゃん。そうしたら精密検査の結果、
市民病院の先生がおっしゃるには サダ子は“悪性の癌ですばい。
はよう入院せんば。”っちゅうお話しがあったとばい。」 
父からはそんな内容の電話だった。

 

すぐ市民病院へ緊急入院することとなった。

 

母は入院の準備もそこそこに慌ててしまい寒空の元、靴下もせずにサンダル履きを急いで突っ掛け 玄関から かけ出たらしい。

 

その時の母の様子が 手にとるようにわかり何とも可哀そうでたまらなかった。

何でもいいから自分も少しでも手助けし役に立ちたい気持ちになった。

長崎へ行きたいが行けない、もどかしさ。悔しさ。はがゆい気持ちでいっぱいだった。

しかし、いま私は東京にいて今しかない自分の人生史上もっとも重要な仕事の制作をしていた。なぜに・・。

 

一週間ばかり過ぎたころ、また父から電話があった。

「もっと詳しかサダ子の検査結果が出たばい。

市民病院の先生から“余命はもうあまりありません”て言われたばい。」

と父が言った瞬間、私は頭が真っ白になった。

 

脈動も呼吸も固まって止まったかのように目の前は白い風景になった。

自分の母が「余命はもうあまりない」。なんて・・とても信じられなかった。

 

私が18歳。東京へ出発するとき雲ひとつない真っ青な空を見上げた朝、

佐世保の福田町の家の玄関前に立って姿が見えなくなるまで手を振ってくれた母。

私も長い階段の下から旅行カバンをかかえ階段の上に立つ母を見上げて手を振った。

この青い空の風景と母の姿が脳裏によぎって つい頬に流れるものがあった。

この連絡を聞いたときが人生の中でも もっとも辛い時間だった。

 

仕事も大切だが もう黙っていられなくて大壁画の制作の手をやむなく休めて

長崎県佐世保へ帰郷することにした。  

相浦 裕です。

| 相浦 裕 | - | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) |









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