湘南イラストレーション倶楽部 相浦裕 【ただいま生徒募集中!】

相浦 裕 → 日本人。 長崎県出身。
誕生月日 → 11月23日勤労感謝の日
身長181僉 体重75繊
人間→ O型。温厚。のんびり屋。
好きなもの→ 絵。たまさちゃん。サイクリング。電車に乗ってお酒と美味しい弁当を食べること。ウォールトディズニーの世界。 お好み焼き。寿司。すき焼き。

 たまさ(ちゃん)。
 生年月日: 2010年10月10日。
  Breed: Scottish Fold (三毛猫)。
Eye Color:  Gold。
  性質:  気まま。自分勝手。
  長所:  とてもかわいい。
「カスミ草と桜」  相浦 裕です。
 

 

母とは高校時代から 学校帰宅後に よく話すようになった。

それは今から思うと 高校を卒業すると佐世保(母)を離れて遠い東京へ行くと話す機会も残り時間が少ないことが互いにわかっていて何となく話すようになったのだ。

 

そのとき母は「カスミ草が好いとるとよ。花束の中でカスミ草は主役じゃなか。カスミ草は主役を引き立てるワキ役ばってん可愛くて綺麗かと。」 といつもは理屈っぽいことを言わない母が私に話してくれたことがあった。

 

母はベッドの中で「桜も好いとると。もうそろそろしたら桜の花の咲くけん、楽しみたい。」と言った。

「桜はよかねー。あと1週間もしたら桜の花も咲くけん、はよう病気ば治して桜ば見らんばたい。」と私も話した。

市民病院の前は佐世保川で川沿いに桜の木々が連なっているのだ。

病室の窓からも絶好の桜見観賞ができる位置だ。

しかしその希望は叶わなかった。

 

母のベッド下で寝ていた私に 夜中、母は急に起きて真っ暗な病室の中で

「ひろし。ちょっと起きて。」と私をゆすり起こした。

 

何事かとびっくりしながら眠い目をこすり母のほうを見ると  

「ひろし、ごめん。」 

と母は精一杯のこころを込めて はき出すように言った。

 

生涯、忘れられないひとことだった。

「よか。よかと。なんば言いよるとね。はよ寝らんばたい。」と私は言って

母へ布団を掛けた。

これが母との最期の会話となった。

 

まさかこんなに急に病状が悪化してしまうなんて信じられなかった。

父から母が癌になり余命幾ばくも無いと知らされて2ヶ月経過したか否かくらいで

思いもかけず遠い星にいってしまった。

なんということか。悲しい気持ちでいっぱいだ。

 

桜の花が満開になる直前に逝ってしまい悔しくて 悔しくてたまらなかった。

まだまだ話したいことがいっぱい、いっぱいあったのに。

母の通夜とお葬式の日は 私の国際花博サントリー館の大壁画を制作するプロセスをNHKのドキュメント放送としての撮影予定日だった。

 

 

母の通夜とお葬式の日とNHKのドキュメント放送の撮影予定日がちょうど重なってしまった。

 

私はどちらを選択してよいか一時悩んだが、やはり母をお見送りするほうを選んだ。

NHKへドキュメントの撮影をお断りの連絡をするときは 本当に断腸の思いだった。

仕方ないが悔しかった。 これも人生かも・・と考えるようにした。

 

お葬式も終わり 東京へ帰り ひとりになって はじめて今まで人前では悲しみを我慢していたぶんを 思いっきりかみしめて 母を偲び涙した。

 

今度は母の分まで自分が生きるためには 悲しんでばかりもいられない。

さぁー国際花博サントリー館大壁画をきっかけにして 
             次なるステップは制作会社を立ち上げようと考えた。

          相浦 裕です。

    
| 相浦 裕 | - | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |









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